2025年07月09日 12:42

坂ノ途中とファーマンは、双日の協力のもと、山梨県北杜市で、企業がオーダーメイドファームを持てる新サービス「Farmable(ファーマブル)」をスタートした。

坂ノ途中は、「100年先もつづく、農業を。」というメッセージを掲げ、農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っている。ファーマンは、有機JAS栽培に取り組みながら農の新たな可能性に挑み続けている。

「Farmable」は、企業と農家が一緒になって畑をつくり、企業活動に活かしていくことができる、オーダーメイドファームのサービス。企業は、農場の運営パートナーになり、自社のニーズに合わせた形で畑を活用することができる。たとえば、農業を活かした新サービスの開発の場や、経験豊富なプロ農家の管理に基づいた資材等の実証実験、福利厚生プログラムとしての収穫イベントの開催など、活用方法は多岐に渡る。坂ノ途中とファーマンのそれぞれの知見を生かし、双日の協力も得て、企業のさまざまな要望に応えていく。

昨今、CSRやCSVなど、環境やステークホルダーに配慮するサステナビリティ経営への意識が高まっている。企業による農業への参入もその取り組みのひとつとして考えられるが、農地の取得、設備投資、専門的な知識や経験を持つ人材確保などの面から、ハードルが高いのが実情だ。「Farmable」では、ハード面の初期投資は不要。プロの生産者であるファーマンが管理を行い、企業の農業参入に伴走する。サービスを通じて、その企業が抱える課題や社会課題に対する取り組みに貢献していく。

Farmable