2025年07月09日 09:58

日本ライダーズフォーラム(JRF)が主催する社会貢献型ツーリングイベント「にっぽん応援ツーリング」は、7月5日、能登半島地震で被災した石川県珠洲市仁江町にて、災害支援活動を実施した。
JRFは、オートバイ文化の振興と社会貢献を目的とした団体。ライダーの地位向上やツーリングを通じた地域活性化、災害支援活動などを行っている。「にっぽん応援ツーリング」は、JRFが主催する、社会貢献型のツーリングイベント。「走る喜びを社会の喜びへ」をスローガンに、全国各地から集まった総勢11名の「にっぽん応援ツーリング」参加ライダーが、これまで支援の手が届きにくかった地域で、被災された人々の生活再建に向けてボランティア活動に従事した。
今回の活動は、珠洲市仁江町にて実施。同地域は国道の開通が遅れ、これまで作業ボランティアの受入れが困難な状況だった。にっぽん応援ツーリングの参加ライダーが支援したのは、2024年9月の豪雨による土砂崩れで甚大な被害を受けた個人宅。家屋の大きな傾きはなかったものの、1階部分が乾燥した泥で覆われ、家財道具の搬出が困難な状態だった。今回の作業は、家財道具の搬出と廃棄。参加者全員が協力し、泥にまみれた家財を一つずつ丁寧に運び出し、分別作業を行った。当初、数日かかると見込んでいた作業だったが、参加者間の連携と高いチームワークにより、予想を大幅に上回る速度で同日中に作業が完了した。「にっぽん応援ツーリング」はバイクを通じて培った行動力と仲間との絆を原動力に、今後も被災地の復興に貢献していく。