2025年07月08日 15:44

Momoは、作業員のバイタルデータをリアルタイムに可視化するウェアラブルシステム「バイタルPalette」シリーズの新製品として、「バイタルPalette Custom」を、7月8日より提供開始する。

改正労働安全衛生規則により、熱中症対策の強化はすべての現場で急務となっている。しかし、従来のバイタルモニタリングの多くは「心拍数と体温」といった限定的なデータに依存し、しかも一律の基準値でアラートを出すものが主流だった。そのため、 猛暑に慣れたベテランと若手、既往歴のある作業員と健康な作業員といった個人差を考慮できず、「過剰なアラートで現場が混乱する」「本当に危険な兆候を見逃してしまう」といった課題が続出していた。

こうした現場の声を受けて、Momoは「複数のバイタルデータ」×「個別しきい値設定」による次世代型の安全管理ソリューションを開発した。

本製品は、熱中症リスクの判断において、「体温」、「心拍数」に加え、 「血圧(最高/最低)」「血糖値」「SPO2(血中酸素飽和度)」など多角的な健康指標をリアルタイムで取得可能。これらの全てに対して、作業員ごとの体質や健康状態に合わせてしきい値を個別に設定でき、健康状態の悪化リスクをより精密に検知する。さらに、「高所作業」「重量物運搬」「屋内作業」など、その日の作業内容や環境条件に応じて、動的にアラート基準を最適化することも可能。