2025年07月07日 20:27

Hoshitaro Sake Brewery(ホシタロウ・サケ・ブルワリー)は、10月、北イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ州のドロミテ山脈の麓に、日本人として初となる日本酒の酒蔵を開業する。

ドロミテは、2009年にユネスコ世界自然遺産に登録され、壮大な岩峰群と高山植物が織りなす「世界で最も美しい山岳地帯のひとつ」と称されている。また、2026年の冬季オリンピック「ミラノ・コルティナ・ダンペッツォ大会」の開催地でもあり、New York Times「2025年に行くべき52の場所」にも選出されるなど、世界的な注目を集めている。この特別な環境に、日本酒の精神と技術を融合させ、自然と文化が響き合う「世界でここだけのSAKE体験」を提供していく。※本来「日本酒」は地理的表示(GI)により日本国内で醸造された清酒のみを指す用語であり、イタリア醸造の本製品は正しくは「SAKE」として販売される。便宜上「日本酒」と表記。

代表の淺田さんは2023年より、イタリアで日本人として初めて「米ソムリエ(Riso Sommelier)」資格を取得。イタリア現地の醸造所の設備を借りながら、日本酒の試験醸造および販売を開始。現地の水質や気候、原材料との相性を探り、醸造データと実績を積み重ねてきた。酒蔵開業は、そうした2年間の経験を土台とした、本格的な自社設備での醸造開始を意味する。

オープン予定は10月。

Hoshitaro Sake Breweryウェブサイト