2025年07月04日 19:34

MeRISE(ミライズ」は、大規模言語モデル(LLM)を活用して学習者一人ひとりに完全にパーソナライズされた語学教材を自動生成する技術について、4月28日付で特許を取得した。
本特許技術は、従来の画一的な語学教材の概念を根本から覆すもの。AIが学習者との対話を通じて、その人の人生のハイライトやローライト、将来の夢、専門分野などを深く理解し、それらを織り込んだ「世界に一つだけの語学教材」を自動生成する。
日本政府は2023年3月に「外国人留学生40万人受け入れ、日本人留学生50万人送り出し」という目標を掲げている。さらに、急速な円安進行により訪日外国人観光客が急増。国内においても英語でのコミュニケーション需要が高まるなど、日本人のグローバル対応は待ったなしの課題となっている。一方、従来の語学教育では、画一的な教材による学習意欲の低下、実用性の低い例文による学習効果の限界、個人の専門性や経験を活かせない非効率性などの課題が、日本人の英語力向上を阻む大きな要因となっていた。
同社は1万名超の英語学習者データと第二言語習得論に基づく「音から始める」独自メソッドを展開してきた。今回の特許技術は、このノウハウとAI技術を融合させることで、「学習者の人生そのものを教材にする」という革新的なアプローチを実現。技術的参入障壁の構築本特許により、AI活用型パーソナライズ語学教材分野において、同社独自の技術的アプローチが法的に保護され、競争上の優位性を確立する。