2025年07月04日 16:07

ポーラメディカルは、暑熱対策AIカメラ「カオカラ」を、ゴルフダイジェストオンライン(GDO)が運営する「GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス」に設置。ゴルフを楽しむ人の暑熱対策を目的とした実証試験を開始した。

「カオカラ」は、カメラに顔をかざすことで、顔の情報を検出するタブレット型AI機器。判定結果に応じて色でお知らせすることで、健康管理に役立つと期待されている。専用に学習したAIにより顔色、表情、発汗を解析し、外気温や湿度などの外環境情報と統合して体調の変化に気付きを与える。専用タブレットを設置し起動すれば使用でき、簡便な管理運用が可能。

判定にかかる時間は約3秒。4段階の色で示されるため、直感的で分かりやすいとの声が寄せられている。結果は一元集約され、管理者はパソコンなどで結果履歴を確認できる。赤色表示の人に優先して声掛けができるなど、効果的な対策に役立てることが期待される。

ポーラ・オルビスグループでは、顔は心身の状態を映す鏡であるとの考えから、カメラに顔をかざして使う暑熱対策AIカメラ「カオカラ」を開発。2024年3月からはグループ発の新規事業として受注を開始した。既に建設業・製造業の企業から多くの引き合いが寄せられている。今回はスポーツシーン、特に屋外で長時間活動するゴルフ場における活用可能性を検証する。