2025年06月10日 09:05

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会は、6月6日に東京・銀座の観世能楽堂にて、ブランド価値のさらなる浸透を目的とした特別イベントを開催した。

イベントでは、日本の文化的精神と融合した新コンセプト「パルミジャーノ・レッジャーノ道(La Via del Parmigiano Reggiano)」を発表し、多彩なプログラムを通じてその魅力を紹介。駐日イタリア大使ジャンルイジ・ベネデッティさんは、「パルミジャーノ・レッジャーノは、その独特な形状と風味によりイタリア料理の基盤を支える重要な食材です。厳格な製法で守られ、ヨーロッパの原産地呼称(DOP)制度により品質が保証されています。2019年の日本・EU経済連携協定によって日本でもその価値が認められ、伝統と品質を重んじる日本とイタリアが、本イベントを通じて一層の結びつきを強められることを期待します」と話した。

書家・中塚翠濤さんが創作したJapanロゴ「円相」は、千年にわたり伝統を守り続ける「パルミジャーノ・レッジャーノ道」の精神を現代的な感性で表現した作品。本イベントでは、この「円相」ロゴにインスピレーションを受け、能楽師・辰巳滿次郎さんが特別創作能を披露した。舞は、伝統と革新が交差する「パルミジャーノ・レッジャーノ道」の世界観を豊かに彩り、参加者に深い感銘を与えた。

「パルミジャーノ・レッジャーノ道の極み」は6月6日開催。会場は観世能楽堂(GINZA SIX内)。