2025年06月04日 12:38

mign社は、AIを活用して建築図面から壁・屋根・窓・ドアなどの各部位を自動で認識・色分け抽出し、それぞれの面積を瞬時に算出する新技術「drawis(ドロウィス)」を発表した。これにより、従来は時間と手間を要していた数量拾いや面積計算といった積算業務の大幅な効率化を実現。建築業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる。
建築プロジェクトにおいて、設計図面からの正確な数量拾いと迅速な見積作成は、品質・コスト・納期すべてに影響する極めて重要な業務。しかしながら、これらの作業は今なお手作業に依存していることが多く、煩雑な作業工程や人的ミス、再作業の発生など、非効率さが課題となっていた。
こうした現場の声を受けてmignが開発したのが、建築図面解析AI「drawis」。「drawis」ではAIが建築図面を解析し、壁・屋根・窓・ドアなどの各建築部位を高精度に認識・抽出。抽出された領域は図面上で色分け表示することも可能で、視覚的な確認や修正が容易。また抽出された各領域の面積をAIが即座に計算。手作業による計算ミスを防ぎ、圧倒的なスピードと精度で作業をサポートする。さらに算出された面積情報をもとに、必要な材料の数量を自動で算出。見積作成までのプロセスを一気通貫で効率化する。
「drawis」導入により、業務効率の劇的向上、精度の飛躍的向上、迅速な対応力の強化などが期待される。