2025年06月03日 12:53

菅公学生服(カンコー学生服)は、同じ学校の保護者同士が制服・体操服を売買できるフリマサービス「KANKO UNINOWA(ゆにのわ)」の提供を、全国の学校に向けて本格的に展開する。
近年、アパレル業界は大量生産・消費・廃棄の構造により、環境への負荷が非常に大きい産業であると指摘されている。こうした中、制服・体操服は、長期間にわたる繰り返しの着用を前提としているため、一般衣料に比べて耐久性などに優れたものが多く、環境に配慮した衣服ともいえる。同社は「長く使える」制服の価値をさらに高め、「最後まで使い切る」ことを目指したいと考えた。
「UNINOWA」は、同じ学校の保護者同士が制服や体操服・学用品を売買できるプラットフォーム。スマートフォンやパソコンから簡単に出品・購入が可能で、従来のバザーや譲渡会に比べて、保管や開催準備の手間を省くことができる。システム導入費や月額固定費は一切ない。サイズアウトした制服や、まだ使える体操服などを無駄にせず有効活用できるため、家計の助けになるとともに、環境にもやさしい循環型の取り組みとなる。学校毎の登録制やプライバシーが守れる匿名対応など、安心・安全に配慮した設計で、制服を次の持ち主へつなぐ、新しいリユースの形だ。
3月より一部の学校にてトライアル導入を開始しており、今後、さらに多くの学校での導入を目指している。今回、本格展開の第一歩として、6月11日~13日にインテックス大阪で開催される「EDIX大阪」に出展する。