2025年06月02日 09:02

ステアリンクは、深刻化する物流業界の人手不足に対応するため、外国人ドライバーに特化したオンラインマッチングプラットフォーム「アイナビワークス」の提供を5月より開始した。

2024年問題として知られる時間外労働規制の強化や高齢化の進行により、国内のトラックドライバー不足は急速に深刻化している。国土交通省の発表によると、2027年までに約35万人のドライバーが不足する見込みであり、特に中小運送会社においては新規採用の困難さが際立っている。こうした状況下、注目されているのが外国人材の活用だが、「制度が複雑でわからない」「生活や文化の違いが不安」「手続きに時間と労力がかかる」といった理由から、導入を躊躇する企業も少なくない。

「アイナビワークス」は、求人企業と海外の送り出し機関をシームレスにつなぐオンラインプラットフォーム。求職者情報の管理、マッチング、ビザ手続き、定着支援に至るまで、外国人ドライバーの採用に必要な一連のプロセスを一気通貫でサポートする。

本サービスでは、ステアリンクが登録支援機関および海外送り出し機関の機能を内包しており、求人企業の煩雑な業務を削減するとともに、安心・確実な外国人材の受け入れを可能にする。

今後は全国の送り出し機関および運送事業者と連携を深め、導入企業数の拡大を図るとともに、マッチング精度と支援内容のさらなる強化を進めていく。また、建設・介護・製造業など他業界への展開も視野に入れ、外国人材の雇用インフラの確立を目指していく。