2025年05月26日 15:37

竹芝エリアマネジメント、東急不動産、ソフトバンクは、防災力の強化や来街者の回遊性向上などに向けたデータを活用したさまざまな取り組みを、街の課題解決に資する一連のサービスとして竹芝地区において本格展開する。
3社は2019年から、竹芝地区で推進しているスマートシティのプロジェクト「Smart City Takeshiba」にて、共同で開発したエリアで収集した多様なデータをリアルタイムで利用できるデータ流通プラットフォームを活用。地域課題の解決に向けた実証実験などを行ってきた。
このたび、竹芝地区の来街者向けに、防災情報をリアルタイムに提供する機能や、TDIが提供するデジタルエリアマネジメントサービス「Machi-wai(マチワイ)」と連動。天候や交通機関の遅延情報に合わせてエリア内の店舗などで利用できる電子クーポンを配布するシステムなどを実装し約4500人に配信した。そのほか、ビジネスでの来街者への宿泊施設やワークスペースなどの情報を確認できるデジタルマップや、地域関係者などに向けた街のデータを統合的に可視化できるシステムなどを実装した。
これらの取り組みにより、竹芝エリアマネジメントの公式LINEアカウントの友だち数(登録者数)は約2万8000人(2025年5月時点)まで拡大。今後、各機能の改善や拡充を継続的に行うとともに、竹芝地区だけではなく、同様の課題を持つ他の地域に対しても、防災力の強化や回遊性の向上に寄与する施策を推進していく。