2025年05月21日 16:06

商船三井は、IMOが制定した毎年5月18日の国際海事女性デーを記念し、5月16日に同社として初めてとなる女性船員向けオンラインイベントを開催した。

本イベントは、女性船員の貢献を認識すると共に、女性船員を取り巻く環境や課題への理解を深め、女性船員が安心して活躍することができる職場環境づくりにつなげることを目的として実施された。当日は本邦の総合海運会社では初の女性船長である同社松下船長を始め、女性船員や女性キャデット31名などを含めた計70名の当社グループ関係者が参加。一丸となって国際海事女性デーを祝った。

トークセッションでは船員を目指した背景や実体験の共有など積極的な意見交換が行われた。また同社は、乗船前ブリーフィングやメンタルケア、生理用品の支給など女性船員の船上生活環境改善やサポート体制の構築に取り組んでいることを共有。関係者と共に同じ目標に向かって協働していくことを表明した。

同社グループは、女性の活躍推進を含めたダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを「新たな成長の原動力」と位置づけ、「商船三井グループ Human Capital ビジョン」の基本原則の一つに据えている。「女性活躍推進」に優れた企業が認定される「なでしこ銘柄」には5年連続、米国のMSCI社が作成する「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」にも2年連続で継続選定された。今後も女性船員の活躍を促進し、多様な個性や能力、経験を組み合わせ、持続的な企業価値の向上につなげていく。