2025年05月21日 12:48

東陽テクニカは、Magtrol社製の、モータのトルク性能評価向けエディカレントダイナモメータ「WBシリーズ」の新モデル「WB32シリーズ」(1WB32、2WB32)を、5月21日に販売開始する。

昨今、製造業はもとより、建設、モビリティ、家庭用電化製品などさまざまな分野において装置の小型・高出力化、省エネルギー化といった技術的要求が高まっている。これに伴い、高速回転モータの需要は急速に拡大している

Magtrol社の「WBシリーズ」は、トルクセンサーと負荷ブレーキが一体となった試験ユニットで、システム化が容易。負荷ブレーキには渦電流(エディカレント)方式を採用しており、ブレーキ電流の大きさと回転数に比例した渦電流と電磁界が発生し、磁気的な摩擦が負荷トルクとして作用する。この方式により、数千~数万rpmの高速回転モータの試験に対応可能。

このたび発売する新モデルでは、最大回転数8万rpm、最大トルク0.8N・m(ニュートン・メートル)まで対応する。それにより工作機械や電動工具、コンプレッサーやターボチャージャー、さらには掃除機や洗濯機といった生活家電など、幅広い分野で高速回転モータの性能評価が可能となった。

Magtrol社の高速回転対応カップリングや偏芯・偏角軸合わせ治具に東陽テクニカの負荷制御ソフトウェアと組み合わせ、システム構築することも可能。詳しくはこちら