2025年05月21日 12:27

invoxは、新サービス「invox炭素会計」を5月19日にリリースした。
炭素会計(カーボンアカウンティング)とは、事業者が自社の温室効果ガスの排出量を算定、分析し、削減目標の設定から削減、報告するプロセスのこと。炭素会計では、算定対象の組織範囲や取引情報を財務会計上の情報と一致させることが望ましいと言われており、主に3つのスコープに分けて排出量を測定する(スコープ1:組織が直接排出する温室効果ガス、スコープ2:購入した電力などによる間接的な排出、スコープ3:サプライチェーンなどを含むその他の間接的な排出)。
日本企業の多くを占める中小企業では、炭素会計に必要な投資や人材の確保が難しいケースもあり、脱炭素経営への取り組みが進みにくい状況にあると考えられる。こうした課題を解決し、企業規模にかかわらず誰でも脱炭素経営に取り組む社会の実現を目指し、「すべての事業者が脱炭素経営に取り組む社会を」をスローガンに掲げ、invoxシリーズに炭素会計サービスを新たに加えることを決定した。
「invox炭素会計」は、温室効果ガスの排出量をスコープ3まで効率的に算定し、グリーン調達やカーボンクレジットを利用したオフセット支援まで、脱炭素経営をまるごとサポートする炭素会計システム。「invox受取請求書」に蓄積した請求データを活用することで、請求書業務を効率化しながら、事業者の脱炭素経営に係るコストや算定の手間などの負担を最小化できる。
料金は、初期費用:0円、月額基本料金:「ミニマム」1980円、「ベーシック」9800円(税抜)。