2025年05月20日 09:01

福井県あわら市は、5月24日、細呂木公民館にて、築城にまつわる謎とその素晴らしい形態の魅力をわかりやすく話してもらう、記念講演会を開催する。

全国幸福度ランキングで、2014年から5回連続1位を獲得した福井県の北の玄関口であるあわら市。北陸有数の温泉地で、開湯140周年を迎えた「あわら温泉」をはじめ、宿場町としての文化が残る「金津地区」、淡水釣りやカヌーが盛んな「北潟湖」、北陸街道の歴史が息づく「吉崎・細呂木地区」、豊かな実りや美しい景観の丘陵地、田園、森林など、様々な魅力にあふれ、暮らす人も訪れる人も幸せな気持ちになれるスポットが数多くある。

神宮寺城跡はあわら市指定文化財(史跡)に指定されている。神宮寺城跡は、戦国時代の山城の特徴を示す顕著な城郭遺構で、城の構造などから、兵士が常駐する「詰城」と考えられ、加賀一向一揆に対する最前線の重要拠点として、使用されていたものと考えられている。

神宮寺城は築城主や築城年代がはっきりしていない。また寺院の敷地の上に築城されたという例も他にはあまりなく、極めて特異な存在になっている。また、神宮寺城は城としての防御力は完璧で、極めてコンパクトに整備された構造を持っている。今回はあらためて、築城にまつわる謎とその素晴らしい形態の魅力をわかりやすく話してもらう。

記念講演会の参加料金は無料。5月24日10時半~12時。場所は、細呂木公民館(あわら市滝63-21)。講師は南洋一郎さん(元県埋蔵文化財調査センター所⾧)。

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