2025年05月19日 15:42

クックデリは、誰もが「最後まで口から食べる喜び」を感じられる介護食(嚥下食)を目指し、「クックデリの介護食」シリーズ(ソフト食/ミキサー食)を本格展開。食欲低下・摂取量不足・介助者の負担など、介護現場で長年指摘されてきた多くの課題に対し、新たなソリューションを提供する。
厚生労働省の調査によると、65歳以上の約6人に1人が低栄養傾向にあり、その約半数が「フレイル予備軍」とされている。フレイルとは、加齢によって心身の機能が低下した状態を指し、放置すると要介護につながる可能性がある。フレイルの予防には、しっかりと栄養を摂ることが何よりも重要だが、高齢になると筋力や神経の衰えにより、噛む・飲み込むといった基本的な食事動作が難しくなり、栄養摂取そのものが困難になるケースがある。
本商品の特長は、「おいしさ×栄養価」の両立。栄養強化に伴う苦味やえぐ味を徹底的に抑え、数え切れない試作を重ねて、おいしい上に栄養価が高い介護食を実現した。特にソフト食には、舌でつぶせるやわらかさが求められる一方で、時間が経ってもそのやわらかさを維持できることも必要。この相反する要素を両立するため、素材の特性や独自の製法で、時間が経っても飲み込みやすいやわらかさを実現した。
また、栄養価が満たされていても、食べきれなければ意味がない。クックデリは提供重量を適正化し、「完食できること」にこだわり商品化。「食べきれた」という利用者の満足感や介助者の負担軽減にも貢献する。