2025年05月12日 20:19

VEEMOの「VEEMO Welfare」が成田国際空港(千葉県成田市)に導入された。

オートバックスセブンの100%子会社であるVEEMOは、ミライロが運営するデジタル障害者手帳「ミライロID」と連携し、障害者等用駐車スペースの不適切利用防止と利用者の利便性向上を目的としたサービス「VEEMO Welfare(ビーモウェルフェア)」を提供している。

近年、公共施設や商業施設における障害者等用駐車スペースの不適切利用が問題視されている。特に、長時間駐車を伴う空港ではその傾向が顕著であり、必要な人が利用できない状況が発生している。2024年4月1日には改正障害者差別解消法が施行され、国土交通省は事業者に向け、「環境の整備」と「合理的配慮の提供」を両輪として進める対応指針が示された。

成田国際空港では、障がいのある人が安心して利用できる環境整備を求める声を受け、5月下旬より「VEEMO Welfare」のサービスを開始する。

「VEEMO Welfare」は、駐車場探しアプリ「VEEMO」とデジタル障害者手帳「ミライロID」を連携させた新しいサービス。デジタル障害者手帳を持っている人のみが「VEEMO」アプリから障害者等用駐車スペースに設置されたスタンドを操作可能で、障害者等用駐車スペースの不適切利用を防ぐ。また、アプリで6カ月前から駐車場の予約が可能で、旅行や移動を計画的にサポートする。