2025年05月12日 13:00

Yappli(ヤプリ)と安藤・間(安藤ハザマ)は、現場専用アプリ「築造」を共同開発した。
ヤプリは、「デジタルを簡単に、社会を便利に」をミッションに掲げ、従業員エンゲージメント向上サービス「Yappli UNITE」を提供している。ノーコードで、自社アプリを通じて組織と従業員を簡単かつセキュアに結びつけることが可能だ。
建設現場では近年、働き方改革や労働時間削減およびベテラン社員の退職などにより、若手社員への指導機会の確保が難しくなるとともに、ベテラン社員が持つノウハウをいかに継承していくかが課題の一つとなっている。安藤ハザマでは、社内イントラネット上に社員が必要な情報を掲載しているが、建設現場で必要となる施工管理のノウハウや安全ルールなどの情報を迅速かつ容易に取得できる環境ではなかった。そこで、これらの課題を解消するため、現場専用アプリ「築造」を共同開発した。
安藤ハザマでは、「築造」の開発にあたり複数の建設現場を訪問し、若手社員やベテラン社員へのヒアリングを実施、さらに全現場に対してアンケート調査を行ない、現場のニーズを確実に把握するとともに、使いやすいインターフェースなどを徹底的に分析した。それにより、現場での安全管理・品質管理で必要となる情報をより迅速に取得できると同時に、直観的に操作可能なアプリを開発することができた。本アプリの導入により、安全・品質教育の効率化と情報共有の迅速化が実現し、建設現場での労働災害リスクの低減と業務効率の向上を目指す。