2025年05月12日 09:05

EXPO2025日本盆栽・水石展組織委員会は、5月19日から4日間の日程で、関西・大阪万博会場内にて「日本盆栽・水石展」を開催する。
今から55年前の昭和45年に開催された大阪万博EXPO’70において、期間中の半年に及ぶ長期間、日本庭園で盆栽水石展が開催された。国内外の要人を含め多くの人々が会場を訪れて盆栽を目にしたこのイベントをきっかけに、初めて英国の辞典に「BONSAI」の語が掲載されるなど、世界中に盆栽文化が広く浸透した。
55年前の大阪万博「日本万国博盆栽水石展」に飾られた名樹たちが、半世紀を超えた今もなお健やかな姿を見せ、樹木の生命力を感じさせてくれる。江戸幕府十五代将軍・徳川慶喜公が愛した黒松「鎧(よろい)掛けの松」は、幕末の動乱から戦火を生き抜いた、まさに日本盆栽界の歴史とも呼べる名品となる。
EXPO’70大阪万博出品の盆栽や、徳川慶喜公遺愛の盆栽の他にも見応えたっぷりの特別展示が人々を迎える。コーナン商事による特別展示ブースは、日本盆栽大観展・内閣総理大臣賞受賞樹など国内屈指の逸品揃い。2021年に藤井聡太棋聖と渡辺明名人(当時)が対戦した棋聖戦第一局の会場に飾られ、将棋の歴史的対局を見守った盆栽2点も特別展示される。これらの特別展示を含め、日本各地から集結した銘品を展示する。
EXPO2025日本盆栽・水石展は5月19日~22日まで。開催は大阪・関西万博会場内「EXPO メッセ(WASSE)」。