2025年05月08日 12:55

つながりAIとココネットは、5月9日より、配送ドライバーの同僚として相談や雑談に応じる対話型AI「同僚AI」の実証実験を共同で開始する。
物流・配送業界では、ドライバー不足と定着率の低さが深刻な課題となっている。また、配送ドライバーは長時間を一人で過ごす業務形態上、孤独感が大きなストレス要因になるとも指摘されている。こうした人手不足と働き続けにくい環境を改善するには、ドライバーの心身のケアや職場への愛着を高める新たなアプローチが求められている。
本実証実験は5月9日から開始され、つながりAIとココネットが約3カ月間、協力して行う。つながりAIが対話型AIシステム「同僚AI」の開発・提供を担い、ココネットが自社のラストワンマイル配送現場でドライバー向けにそのAIを導入・検証する。両社は、本実験を通じてドライバーの働く環境を改善し、業界の課題解決につなげることを目的としている。
「同僚AI」が提供する主な機能は、業務や悩みの相談対応(配達先での困りごとや業務上の悩みを聞き、解決策の提案やアドバイスを行う。経験豊富な先輩ドライバーに相談するような安心感を提供する)、何気ない雑談相手(休み時間等に世間話や趣味の話など雑談に応じる。これにより長時間一人になりがちな業務中のリラックスや気分転換を促す)、励まし・声かけ(疲労がたまっていそうな時や落ち込んでいる時に、励ましやねぎらいの言葉をかけてモチベーション維持をサポート。健康状態や安全運転への気遣いのメッセージも届ける)。