2025年05月01日 16:22

フェムケア事業を展開するオノフは、「女性のフェムテック理解に関する調査2025年」の中から、認知度や利用の実態をレポートした。

 調査によると、「フェムテック」について「知らない・初めて聞いた」と回答した人が59.9%と、2023年10月に実施した前回調査より減少。しかし、「内容まで知っている」と答えた人はわずか8.5%にとどまる結果となった。20代は「知らない、初めて聞いた」と回答した人が62.5%と、SNS利用率の高い世代であるにもかかわらず、フェムテックの認知は全体よりも進んでいないことが判明した。

「更年期」や「妊活・不妊」に関する悩みを持つ層では、「フェムテックを知っている」とする割合が前回比で5pt以上増加。必要性を自覚することで情報にアクセスする流れが見受けられる。また、フェムテックの理解度と、製品・サービスの利用経験の関係を見ると、「理解度が高い人」は「利用したことがない」割合がわずか23.2%。実際の活用につながっていることがわかった。

実際にフェムテック製品やサービスを利用した人の多くは、その有用性に高い満足度を示している。20代の満足の主な理由は利便性で「便利」「生活が楽・快適になった」「手間が省ける」などが全体より5pt以上高くなっている。一方、50代以上のユーザーは「安心感がある・安心できた」「悩みや不安が解消された」と いった、日々の生活における不安や悩みを解消することに重点を置いており、満足理由の上位を占めている。