2025年04月30日 19:40

ワイズ・リーディングは、5月1日より、遠隔画像診断サービス「Y’s REPORT オンプレミス」に新機能「レポート閲覧・既読チェックシステム」を標準搭載する。

医療現場では、画像診断レポートの精度向上とともに、報告書を確実に確認する仕組みの整備が課題となっている。しかし、従来の運用では、レポートが主治医や技師に届き、確実に読まれたかどうかを把握する手段が不十分で、未読・確認遅延のリスクが常に潜在している。

さらに、病院の規模やシステム環境によって運用フローが異なり、PACSや電子カルテで緊急度の高い所見が通知されないことから、重要報告が埋もれて確認が遅れるケースも。こうした背景を受け、2019年には厚生労働省からも「画像診断報告書の確認不足」に関する注意喚起が発出され、効率的かつ確実な確認体制の整備が強く求められている。

これまでは、画像診断レポートが発行されたことすら把握できず、確認する際はわざわざ電子カルテやPACSから患者情報を検索して該当レコードを開かなければならず、時間を要していた。本システムにより、レポート発行後すぐに電子カルテを確認する前にチェックできるようになり、確認作業が大幅に簡略化。これにより、主治医や技師は所見を即時に把握し、治療方針の迅速な決定や患者説明への反映が可能になる。詳しくはサービスwebサイトへ。