2025年04月03日 20:02

Vector Vision及び2025年日本国際博覧会協会は、4月3日、河森正治プロデュース「いのちめぐる冒険」パビリオンに、直径3.5m、地上5mの「いのち球」モニュメントを公開した。

お披露目会には、河森正治プロデューサーはじめ、「いのちめぐる冒険」パビリオンのパートナー、そしてシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」宮田プロデューサーにもゲストとして来場してもらい、華々しく金色に輝くモニュメントを披露した。

ゾウやクジラ、樹木やキノコ、アリそしてヒト。全てのいきものに上も下もない。いのちに大小もない。生物多様性を合体・変形させた象徴が「いのち球」。廃棄されたPCや携帯電話に含まれる金属を一つ一つ職人が丁寧に解体するリサイクルを担ったミナミ金属代表取締役岡村淳さんは、「携帯電話約20万個分を循環させた」と発表。自然の山を削ることなく、都市鉱山製の金を100%使用した金箔は、金銀の配合を河森プロデューサーの希望に合わせて調整しシャンパンゴールドカラーに。

モニュメントに使用された金箔は、箔一が手がけたもので、持ち込まれた金を伝統工芸士の手技によって1万分の1mmの薄さに仕上げ、一枚一枚を丁寧に手作業でいのち球に貼りこんでいる。製造と装飾を担った箔一代表取締役浅野達也さんは、「日本の伝統美がモニュメントに宿るよう、職人のものづくりの技を結集して仕上げた。

「いのち球」は、期間中パビリオン予約が必要ない「創造の源」セルに飾られる。