2025年04月02日 16:13

創業138年の老舗い草商品メーカー・イケヒコ・コーポレーションは、「ミラノ デザインウィーク2025」に、乗富鉄工所およびOmnicentと共同で出展する。

出展するのは、い草製品「grassy」。い草は1400年以上も前から日本で愛されている素材で、優れた耐久性を持つだけでなく、消臭や湿度調整の効果も備えている。「grassy」は、和室だけでなくリビングや寝室といった幅広い空間に自然に溶け込み、心地よい涼しさと快適さを届ける。同社では製品そのものにとどまらず、空間全体を自然の息吹で満たすことを目指し、い草を建築やインテリア、プロダクトデザインに活用できる「素材」として提案する。

また、Omnicent は、福岡県うきは市を拠点にアートに係わる事業を運営しており、国内外のアーティストが集い、日本の歴史的風景や文化、地域社会と結びつく場を提供している。ミラノサローネでは、伝統工芸と現代アートの融合による新しい価値創造をテーマに、アーティストによる独自の作品を展示する。乗富鉄工所はエクステリアブランド「CHISUIKAFU」を紹介。屋外空間で活きるエクステリア製品を通じ、日本の自然観を今に伝える。

この度の共同出展は、日本の伝統技術と現代デザイン、アートの融合を世界に向けて発信することが目的。イケヒコのい草製品、乗富鉄工所のエクステリアデザイン、Omnicentのアートプロジェクトが一堂に会することで、新たな価値を創造し国際的な舞台で日本のものづくりの魅力を伝える。