2025年03月28日 09:05

群馬県桐生市は、東武鉄道の協力のもと、桐生市が推進する公民連携事業「球都桐生プロジェクト」の一環として、新桐生駅の2番線ホームを「野球場」さながらのデザインにリニューアルした。駅を訪れるすべての人が「野球のまち、桐生」を肌で感じられる空間へと生まれ変わった。

「球都桐生プロジェクト」は、野球をテーマに桐生市の地域資源を活かし、公民連携による地方創生を目指す取り組み。2022年には、プロジェクトのシンボルとして「球都桐生の日(9月10日)」が制定され、以降さまざまなイベントや施策が展開されている。

今回の装飾では、2番線ホーム(下り)の壁面全体を外野フェンスに見立てた大胆なデザインが施され、地元企業を中心に30社の広告看板が掲出されることで、まるでプロ野球球場のスタンドにいるかのような臨場感を演出している。中心部には、2022年に野球伝来150年を記念に制定された「野球の聖地・名所150選」にも選ばれた桐生新川球場(現・新川公園)のスコアボードの一部をモチーフにした装飾が施されている。

さらに、講談社の人気野球漫画「ダイヤのA」との特別コラボレーションによって、外野手・白州健二郎選手のイラストも登場。漫画ファンにも楽しめる仕掛けが盛り込まれており、世代を超えて野球文化の魅力を発信している。また、今回の装飾にあわせ、副駅名に「球都桐生」が制定。まさに球都桐生の玄関口となる。