2025年03月17日 09:48

戦災復興支援センター(WDRAC、ワドラック)は、3月15日より、ウクライナのオデッサへ消防車を届けるため、クラウドファンディングを開始する。

ウクライナでは、戦争のために多くの消防設備が前線に送られたり、空爆によって破壊されている。その結果、消防車や消防設備が不足し、現場では1920〜30年代の旧式装備で対応する地域も少なくない。特に、オデッサでは最近、消防署が直接的な被害を受けた。しかし本来、消防設備とは、前線での戦闘のためではなく、市民の生活を守るために必要不可欠なもの。緊急時の救急活動や火災対応はもちろん、いつ空爆が起こるかわからないウクライナにおいて、消防設備の不足は市民の安全に直結する深刻な問題だ。

WDRACは2022年3月のウクライナ侵攻をきっかけに発足し、現地で支援を続ける人々をサポートしてきた。本プロジェクトでは、ウクライナで活動するNGO団体「Actions Beyond Words(ABW)」と連携し、戦争の影響により消防設備が不足するウクライナの各地域に消防車を届けることを目的としている。

リターンは、ABWからのサンクスメールと活動報告書(全支援者共通)、広報活動用ポスター(希望者のみ。WDRACの活動を広めるためのポスターを届ける)、消防車に支援者デザインのステッカー貼付(5万円・10万円コース。希望する写真・ロゴ・メッセージを消防車に貼り付ける)。

目標金額は125万円(消防車1台分の購入資金)。クラウドファンディング期間は3月15日〜4月15日。

クラウドファンディングページ(campfire)