2025年02月27日 19:36

南さつま市観光協会は、4月1日から、市内の宿泊事業者、南さつま地場焼酎普及推進協議会(通称:南さつま七蔵)と連携し、焼酎にまつわる体験事業やリブランディングなどの商品開発に取り組む「焼酎文化伝承プロジェクト」を実施する。
南さつま市は、薩摩半島の西南端に位置し、日本三大砂丘のひとつである吹上浜や、リアス式海岸など雄大な自然に囲まれている。日本二大杜氏の黒瀬杜氏と阿多杜氏の発祥の地でもあり、それらの技を伝承した「七蔵」と呼ばれる7つの焼酎蔵がある。
焼酎や日本酒など日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことや、北米での蒸留酒需要の高まりから、焼酎マーケットにおいても売上拡大が期待されている。「焼酎文化伝承プロジェクト」のターゲットは鹿児島への来訪経験があり、「お酒好き、グルメ」な国内外からの観光客。お気に入りの「逸品」を求める旅行者を満足させる企画を準備する。
利き焼酎体験は、蔵の代表銘柄を一度に楽しめる体験型コンテンツ。体験客はそれぞれの味わいを比較する「味わいチャート」を作成し、最後に試飲した中からどれか1つを飲んで、どの焼酎かを当てる。テイスティングを行うオリジナル焼酎グラスはワイングラスのようなおしゃれな見た目。焼酎の男性的なイメージから脱皮し、女性や外国人観光客にも楽しんでもらえるよう企画した。
ほか、フードペアリング、焼酎のリブランディングなどを実施する。