2025年02月27日 18:27

東京都美術館では、7月24日より、企画展「つくるよろこび 生きるためのDIY」を開催する。本展は、誰もが持つ創造性に目を向け自分なりの方法で「よりよく生きる」ことを考えるDIY(Do It Yourself/自分でやってみる)の展覧会。

DIY(Do It Yourself /自分でやってみる)とは、目の前の問題を自分自身の工夫で解決していくアプローチのこと。日曜大工や住民主体のまちづくりなど、私たちの身近な場面で実践されている。DIYはより良く生きるための方法であると同時に、不便や困難を乗り越えるための手段でもある。その過程では、自ら手を動かすことで得られる気づきや達成感といった「つくるよろこび」も味わうことができる。

本展では、DIYの手法や考え方に関心を寄せる、5組の現代作家と2組の建築家を紹介。7組の出品作家が、版画、ドローイング、言葉、写真、映像、インスタレーションなど、多様な表現で空間をつくりあげる。身の回りのものでつくる作品や、多様な人が関わる場のデザインに加え、震災や経済的な事情により何もない場所に立たされた人々の切実な営みにも焦点を当てる。

出品作家(展示順)は、若木くるみさん、瀬尾夏美さん、野口健吾さん、ダンヒル&オブライエンさん、久村卓さん。および伊藤聡宏設計考作所、スタジオメガネ建築設計事務所。会期は7月24日~10月8日。