2025年02月25日 15:36

オール・デンタル・ジャパンはアクシオン・ジャパンとの連携により、業界初、4in1(オールインワン)歯科用X線CT装置「PanoACT 3D Upgrade」の取扱を開始した。

「PanoACT 3D Upgrade」シリーズは、パノラマ画像、セファロ画像の鮮明さだけでなく、業界で初めてトモシンセシス技術を搭載。断層位置や方向を撮影後に調整(画像再構成)できる。従来の歯科医院のレントゲン室にはパノラマ装置とデンタル装置2台あることが一般的だが、アクシオン・ジャパンでは、検査対象に適した断層域内の焦点面を選択して画像再構成が可能。そのため、パノラマ撮影装置でありながらデンタル撮影も可能で、日本で初めて1台でありながら双方の診療報酬の認可を受けた1台2役の装置となっている。

デンタル撮影に関しては、歯が最も明瞭に描出されている断面位置を自動的に作成するオートフォーカス機能を搭載。短時間で全顎のデンタル撮影(10枚法や14枚法)のテンプレートを自動的に作成することができる。

またパノラマやセファロの高画像品質だけでなく、CBCTの課題解決にも取り組んでおり、金属アーチファクト低減機能を開発。アクシオン・ジャパンのアルゴリズムは、金属によって 生じた投影データ上の誤差を補正することで金属アーチファクトを低減。アーチファクトの発生要因によらずに投影データの補正を行うため、金属部が連続してフォトン不足が深刻な状態においても効果的に影響を低減できている。