2025年02月18日 19:26

福島県大熊町は、3月15日、復興交流イベント おおくま学園祭 2025「OKUMA ODYSSEY」を開催する。

大熊町は東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故により、全町民が町外へ避難した。2019年4月に中屋敷・大川原地区の避難指示が解除され、さらに2022年6月30日、特定復興再生拠点区域の避難指示が解除。同年7月には大熊インキュベーションセンターが開所し、若い世代を中心に移住者が増加傾向にある。

こうした中で、大熊町では2023年より「復興交流イベント おおくま学園祭」を実施している。イベント当日は、アーティストによるメインステージをはじめ、飲食ブース、OICの入居企業による事業紹介などの出展コーナーがあり、当日は多くの来場者が見込まれる。

また、今年度より「ゼロカーボンフェスティバル」を同時開催。ゼロカーボン関連事業者の出展や、体験ワークショップ、アーティストたちによるトークセッションなどを通し、大熊町の2050年までのゼロカーボン達成という目標について理解を深め、機運の醸成をはかる企画も実施する。

なお本イベントではFCV(燃料電池自動車)などを活用しCO2の排出を抑制。また排出されるCO2は東北圏内のCO2削減活動に資金提供することにより、「ゼロカーボン」としてイベントを実現する。開催日時は3月15日10時~16時。場所は大熊インキュベーションセンター。詳しくはこちら