2025年02月14日 13:03

令和の版元「版三」社は、浮世絵の復刻版・第二弾として、役者絵や美人画を2月14日より発売開始する。
江戸のメディア王・蔦谷重三郎の活躍を描いたNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の影響により、浮世絵への再注目が集まっている。そんななか、浮世絵の伝統工芸技術を継承し、さまざまな作品を制作・プロデュースする版三の代表である坂井英治さんが、先日放送されたNHKの情報番組「ひるまえほっと」で、「令和の蔦重」として紹介された。世界に誇る浮世絵の基礎となる彫り・摺りの技術は、「版三」がプロデュースする浮世絵の復刻作品や現代版画作品に活かされている。
「版三」では名作浮世絵の復刻版として、葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五拾三次」を現在発売中。さらに第二弾として、写楽の役者絵と英泉・国貞・広重の美人画を2月14日より発売開始する。
このたび発売されるのは、蔦谷重三郎に見出されたミステリアスな浮世絵師・東洲斎写楽の役者絵シリーズ。多くの人が一度は目にしたことがあるであろう、有名な「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も登場する。さらに、渓斎英泉、歌川国貞、歌川広重ら人気浮世絵師の美人画も版三セレクトで復刻。これらの浮世絵を江戸伝承の古法による純手彫り純手摺りによって当時の趣のままに再現。世界にも影響を与えた浮世絵師たちが描出する美しい浮世絵の世界を堪能できる。浮世絵復刻版一覧はこちら。