2025年02月07日 19:25

豊橋市で2月8日より、豊橋の交通の歴史を学べる図書館資料展「人や物の行き来のはなし -誰が?何しに 古代から現代まで- 」を開催する。第8回となる今回は「人や物の行き来」をキーワードに、古代から現代までの日本交通史の概要をおさらいしながら、豊橋ならではのエピソードをからめて紹介する。
資料展では図書館が所蔵する、江戸時代から昭和にかけての古文書・絵葉書等の歴史的資料を展示。難しい印象のある交通史を「誰が?何しに?どんな方法でどんな物を運んだの?」という視点から、わかりやすく紹介する。
誰もがイメージする江戸時代の宿場や旅、鉄道の開通などに加え、意外に知られていない鎌倉時代や戦国時代の交通路の発達も紹介する。たとえば幕府より嵩山宿(すせじゅく)に対して出されたお触れをまとめたものには「大名が〇月○日に〇〇を通るから、もてなすように」など、現代の交通規制のような内容が書かれているものも。このように、資料展ではなかなか見られる機会がなかった貴重な資料が、たくさん登場。
また関連イベントとして、二川宿本陣資料館の館長による記念講座も開催予定。豊橋について、知らなかった発見があるかも。なお、資料展に足を運んだ人のなかで希望者には、小冊子「人や物の行き来のはなし」の配布も。縄文時代から令和まで、豊橋にまつわるエピソードをメインに、さまざまな歴史的資料とともに全21ページにまとめられており、読み応えたっぷり。開催期間は2月8日~3月16日。