2025年01月09日 15:50

日本出版販売(日販)は、同社がプロデュースを手がける町民参加型ライブラリ「ブックライブラリ にじいろ」が、1月6日、同日開庁する福岡県鞍手町新庁舎内にオープンした。
「ブックライブラリ にじいろ」は、日販のブックディレクターが選書した約400冊と、鞍手町に暮らす人々が選んだおすすめ本約140冊、合計約540冊の本が並ぶ約50㎡のライブラリ。ブックディレクターの選書が並ぶ本棚は、鞍手町が新庁舎のコンセプトに掲げる「自然に溶け込む「大屋根」のもとにみんなが集う環境共生庁舎」にあわせ、「雨上がりの空に虹がかかったときのように、そこへ集う人々が晴れやかな気持ちになれる場所」を目指し、「晴れる」を共通テーマとした7つのジャンルで構成した。
「ブックライブラリ にじいろ」のコアとなる企画が「鞍手町に暮らす人々のおすすめ本」。ライブラリの存在を通して鞍手町の交流創出に貢献したいという想いから、鞍手町役場や公民館、くらて病院、町内小・中学校7校などの協力を得て、おすすめの本と、その本にまつわる思い出や感想を募るアンケートを実施。10代から60代までの幅広い世代から、当初予定していた100件を大きく上回る213件が集まった。回答内容から作成したコメントカードは、裏面に利用者の感想を書き込めるようになっており、選書棚に陳列する際のPOPだけでなく、町民同士がつながるツールとしても機能する。
オープン日は1月6日。所在地は、福岡県鞍手郡鞍手町大字小牧2080-2(鞍手町新庁舎2階)。