2025年01月08日 16:19

実家の片付け・遺品整理業者比較サイト「みんなの遺品整理」を運営するLIFULL seniorは、遺品整理を経験した人を対象に「親との片付けにまつわるコミュニケーション」に関する調査を実施した。

まず、両親またはどちらかの逝去に伴い遺品整理を経験した人(294名)を対象に「生前の親と家の片付けに関するコミュニケーションを取った際の困難や障害の有無」を訪ねた。その結果、61.2%もの人が何かしらの困難や障害を感じていたことが分かった。「生前の親と家の片付けに関する話し合いを最も重ねたタイミング」では、「親の健康状態が悪化したとき」が28.2%と最多。「全く話したことがなかった」と回答した人については全体の23.1%に上った。

生前の親と片付けに関する話し合いが一切できなかった人(68名)に限定して、その背景を集計した所、「想定外の急逝」が35.8%と最も多い。「話し合う必要性を感じていなかった」が16.7%「話し合うタイミングが分からなかった」が15.0%であるという結果に。過去の調査でも心臓発作や脳卒中などにより親が急逝してしまい、話し合う余裕がなかったという声が多数寄せられている。

片付けに関する話し合いを生前の親とする際にしていた工夫については、「親の意見や意向を否定しない」が最多。工夫による効果についてもあわせて尋ねた所、「親の意見や意向を否定しない」は効果があったと回答した人が、効果がなかった人の1.5倍の確率でいることがわかった。詳しくはこちら