2024年12月19日 09:49

大和財託は、滋賀県長浜市に企業版ふるさと納税を活用し、1000万円を寄付した。

不動産・建築領域等を活用した資産価値共創事業を展開する同社は、9月30日に須賀谷温泉の株式を100%取得し、同社が運営する温泉旅館「須賀谷温泉」を完全子会社化した。「須賀谷温泉」は歴史ある名湯であり、魅力溢れる古き良き旅館だが、同社の設計・施工の知見や技術を生かし、さらに価値のある宿泊施設へリブランディングする計画だ。しかし、「須賀谷温泉」のある長浜市は人口推移が自然減少している傾向にある。旅館の再生を成功させ、長浜市の地方創生に取り組むことで、観光を軸に地域活性化への貢献も目指しており、今回長浜市へ企業版ふるさと納税を活用した寄附を行った。企業版ふるさと納税は、国が認定した地域再生計画に位置付けられる地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄附を行った場合に、法人関係税から税額控除する仕組みだ。

12月13日に長浜市役所にて、感謝状の贈呈式が執り行われた。寄附金については、長浜市を盛り上げ、人を呼び込む「活躍の場創出」事業で活用してもらう。中でも長浜市の代表的な歴史遺産である小谷城跡の高いポテンシャルを活かすため、多様な歴史文化の本質や価値、魅力を発信する空間として、「学び」「体験・発見」「つなぐ」「保存・活用・継承」の4つを柱とした(仮称)小谷城戦国体験ミュージアムを整備し、地域資源である長浜市の史跡を後世へ維持・継承する事業の財源として活用してもらう予定だ。

大和財託