2024年12月05日 12:50

日本介助犬協会の介助犬の候補犬3頭が中部国際空港セントレア内にてパブリック訓練を実施した。
介助犬は使用者と共に公共施設を利用する為、訓練中に様々な施設でのパブリック訓練を経験する。同協会は、日頃から愛知県内の商業施設や公共交通機関の協力を得て訓練(パブリック訓練)を実施しており、中部国際空港セントレアもその一つ。日本の空港で初めて介助犬の訓練の受け入れを開始し、2018年11月には「中部国際空港」と「日本介助犬協会」の間で「介助犬訓練のための施設利用」を含めた「提携に関する調印書」への調印を行った。
両団体とも、障がいの有無に関わらず全ての人が快適に過ごせる社会の実現を共通理念としている。11月27日には2年ぶり4回目の訓練実施となり、訓練犬3頭が空港内の店内やスカイデッキをトレーナーと一緒に歩きながら訓練を行った。空港は多くの人が行き交い、飛行機の音が聞こえ、店内に並ぶ商品の間を歩くなど犬たちにとっては様々な刺激がある環境。そのような中での訓練は将来の介助犬にとって貴重な経験となる。
担当トレーナーは「介助犬訓練犬たちにとって、飛行機の音や大きな荷物を持った方々など、日常とは異なる様々な刺激がある場所や状況でのトレーニングは必要不可欠。実際に介助犬になった際には使用者とともに空港や飛行機を利用することも想定され、トレーニングの場を提供してくださることに感謝しています。」とコメントした。