2024年11月26日 19:36

11月26日(いい風呂の日)、「明治湯」から「明司湯」へとリニューアルする「京都銭湯甦生プロジェクト委員会」が発足した。

「銭湯の聖地」として文化を築き上げてきた京都市内の銭湯だが、経営者の高齢化や、新型コロナウイルスの影響による利用者の減少により、近年廃業が相次いでいる。京都市北区にあった「明治湯」もその一つ。明治湯は昭和30年頃開業した銭湯。長期に渡り地元から愛され、地元の景観の一部として存在し続けていたが、令和3年、施設の老朽化等に依り閉店を余儀なくされた。

地元のにぎわいを下支えしていた京都の銭湯業界に甦生の狼煙をあげたのが、日頃から京都の町に家を建てる不動産会社社長・坂口祐司さん。そして坂口さんの熱意に集まった銭湯とサウナを愛してやまない京都を中心に活躍する若手実業家集団が、甦生プロジェクトに動き出し、「京都銭湯甦生プロジェクト委員会」を発足した。

今回のプロジェクトのコンセプトは「地域と、育む、銭湯」。今までの銭湯の良さを残しつつも新しさを調和させ、この先もずっと町に残したくなるサービスやコミュニティを提供できる銭湯を目指す。また、銭湯が大好きなメンバーが本気でつくる最高のお風呂とサウナを求め、まるでプライベートサウナでしか味わえないような環境を提供できるように細部にこだわり、建築を進めている。明司湯は、2025年 春、OPEN予定。最新情報はサイト、SNSで随時更新する。