2024年11月15日 10:00

ワタミとローソンは、物流2024年問題への対応とCO2削減のため、配送効率向上を目的に11月16日から宮崎県と鹿児島県の一部エリアでローソンの配送ルートにワタミの営業拠点を組み込み「ワタミ宅食」商品の配送を開始する。
「ワタミの宅食」では、全国(北海道、青森、岩手、秋田、鳥取、沖縄除く)516カ所の営業所から、1日23万食(平日)を配送している。土日祝日になると自炊や家族で食事をする機会が増えるなどの理由で、配送数が大きく減少することから1台当たりの積載効率が低く、配送網の効率化が求められている。一方、ローソンでは2023年12月から順次、2024年4月施行の働き方改革関連法への対応やCO2排出量の削減およびコスト抑制につなげるため、弁当・惣菜・デザートなどのチルド・定温商品の配送回数を1日3回から2回に切り替えを行うなど対応を進めてきた。
今回開始する取り組みでは、「ワタミの宅食」商品の納品数が少ない土・日・祝日に、ローソンの配送トラックにローソン店舗向けの商品と「ワタミの宅食」の商品を積み込み、ローソンの物流センターからローソン店舗とワタミの12の営業拠点(宮崎2拠点、鹿児島10拠点)へ900食(1日平均)を配送する。ワタミの営業拠点をローソンの配送コース(12コース〈宮崎2コース、鹿児島10コース〉)に組み込んで納品することにより、配送効率の向上を実現する。店舗配送に関わるCO2排出量の削減量は年間約52tを見込んでいる。