2024年11月11日 19:53

諸戸の家は名古屋市千種区で高級戸建分譲「SUPER LUXURY東山公園の邸宅」を発売。日本の伝統美術工芸の新たな挑戦となる、世界初のオリジナルキッチンを擁している。
本邸宅は企画設計の段階から、豊田小原和紙工芸作家の加藤英治さんと、愛知県弥富市のオーダーメイドキッチンブランド「CARRARA(カラーラ)」が参加し、手漉きの豊田小原和紙をL字型ディスプレイに大胆に取り入れたオリジナルキッチンを実現した。時代を超えて継承されてきた名工の技術を居住空間で味わえる贅沢な物件となる。
「東山公園の邸宅」のキッチンのアイデアは2月。諸戸の家の常務取締役でありレジデンスプロデューサーの西田研二さんが、CARRARAのゼネラルマネージャーの長谷川大祐さんに「キッチンに和紙を取り入れられないか」と相談して生まれた。豊田小原和紙の手漉きの技術や、光を透過させることで表情を変えるデザインに魅力を感じていた。
2枚のガラス板に挟まれた手漉きの豊田小原和紙は、L字型に1枚続きの作品となっており背後からライトが照らされている。ただし水場であるキッチンに和紙素材を用いることは前例がなく、アート作品をインテリアに取り入れるという試みも初の試みだった。CARRARAの長谷川さんは、海外の「オニックス」と呼ばれる天然石に光を透過させる技術を参考に、2枚の厚いガラス板に豊田小原和紙を挟み、光を後ろから当てる手法を採用。試作と実験を2ヶ月にわたり繰り返し、完成に至った。