2024年10月23日 13:00

SAGAこどもホスピスは、佐賀県に県内初となるこどもホスピス「SAGAこどもホスピス」の開設計画を決定した。

日本におけるこどもホスピスは、小児がんなどの病気にかかっている・重度脳性麻痺といった障害や医療的ケアがある、などのLTC(Life Threatening Condition、生命を脅かされている状態にある)のこどもが利用できる日中滞在および宿泊施設だ。

「SAGAこどもホスピス」では、診療や医療型短期入所、児童発達支援、放課後デイサービスといった医療・福祉施設としての機能はもちろん、福祉制度にとらわれない日帰りや泊まりでの子どもの預かり、家族一緒の宿泊などのフリースタンディングの受け入れも行う予定だ。また、小児科やNICU経験のある医師や看護師、地域ボランティアなどと共に、専門性が高く地域に開かれた場所の実現を目指す。

これまで日本のこどもホスピスには、医療・福祉制度の枠に当てはまらないこどもは利用できないという課題があった。例えば歩ける医療的ケア児などの例が挙げられる。「SAGAこどもホスピス」では、従来のホスピスの機能を備えつつ、さらに医療の提供や制度外の子どもも利用できる体制を実現する。また、同施設の設立および運営に向けて佐賀県佐賀市をホームタウンとするプロバスケットボールチーム「佐賀バルーナーズ」との継続的な連携も実施していく。

施設の開所時期は2025年中を予定。

公式HP