2024年09月19日 16:11

日本野菜ソムリエ協会は、9月18日に、「第1回 全国ぶどう選手権」を開催した。全国各地の産地から届いた26品のぶどうの中から、評価員である野菜ソムリエが商品名や産地、生産者情報などをすべて伏せて食味。そのおいしさを審査し、評価員全員の合計点数によって各賞を決定した。

その結果、最高金賞には「伊賀乙女/ファーム雪岡(三重県名張市)」が選ばれた。このぶどうは、農家生まれ農家育ちの農業経験ゼロの三代目が初代が植えた「安芸クイーン」の樹を、心を込めて土作りからこだわり、栽培したもの。100人の1回のおいしいよりも1人の100回のおいしいを目指して、毎日ぶどうと向き合っているという。こちらの品種はあえて種ありにしてうまみを出しており、女性の9割が購入する人気品種となっている。

評価員からは、「かなりジューシー、なめらかなでしっとり上品な味わい」「皮離れが良く、果汁が多く濃厚なのに後を引く種があるが、その分甘く野性味あふれる味」「元来のブドウらしい強さがある。渋み・爽やかな甘み・酸味のバランスが良かった」「甘みとほんのり感じる酸味のバランスが良く、かじった瞬間華やかな香りが鼻から抜けた」などと評価された。

また金賞には「クイーンルージュ/横山果樹園(長野県須坂市)」、銀賞には「ナガノパープル/信州中野つどい農園(長野県中野市)」「シャインマスカット/横山果樹園(長野県須坂市)」などが選ばれた。