2024年09月17日 13:06

バリューコマースは、「Web3レジカード」の利用で宿泊施設コスト削減とフロントの無人化を目指す実証実験を、9月17日より都内2カ所のホテルで実施する。
インバウンド客が増加するなか、宿泊施設ではチェックイン時のレジストレーションカードへの記入依頼、予約内容の確認、パスポートのコピーなど、フロント業務に人手と時間が必要という課題がある。また宿泊客にとってはチェックインで待たされることにより、限られた旅行時間を有意義に使えないストレスや、宿泊先ごとに同じ作業をくり返すことへの不満がある。
Web3レジカードを利用する場合、宿泊利用者はホテル予約後に「Web3レジカード」の登録案内が届く。利用を希望する場合は、スマートフォンを利用して顔写真を含むパスポート情報を事前に登録。チェックイン時に登録済みの情報から選択的に施設へ開示し、宿泊施設はその情報をもとに予約確認やゲストの個人情報の取得・保管を行う。
ユーザーは旅行先で外部サービスが「Web3レジカード」と連携されている場合、個人情報を選択的に開示することで、煩わしい入力作業が不要となり、顧客満足度が向上。また自身のデータがどこに共有されたか管理・把握することが可能なため、安心して利用することが可能となる。
今回の実証実験では、宿泊当日に行うフロント業務のうち、パスポートの提示を「Web3レジカード」に置き換えられるか、実験への参加を同意した宿泊客を対象として行う。