2015年07月15日 08:33

JAFは、夏の気温が上昇するシーズンを迎え、子どもなどの熱中症事故防止を呼び掛けている。

昨年7月1日~8月31日の2ヶ月間、JAFが出動した「キー閉じ込み」の救援のうち、子どもが車内に残されたままであったケースは全国で438件あった。このうち、緊急性が高いと判断し、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどして車内の子どもを救出したケースが9件あった。現場での聞き取り調査によると、その原因は「子どもが誤ってロックを操作した」というものが多く、「電子キーの電池切れ」によるものもあった。

2012年夏にJAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35℃の炎天下に駐車した車内の熱中症指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達した。乳幼児は体温調節機能が未発達であり、特に注意が必要だ。