2024年09月11日 15:54

マツダではフロンティア、シモジマと共に、スポーツ施設で回収した再生可能な原料資源を一部使用した「リサイクルごみ袋」を、資源が排出されたスタジアムで再び使用する、循環型リサイクルの取組みに参画する。

現在展開されている「リサイクルごみ袋」は、同球場で回収されたプラスチックカップ10%のほか、ペットボトルを20%、ポリエチレンの再生原料を35%配合している。再生原料65%とリサイクル率が高く、通常のポリ袋に比べCO2排出量を約15%削減できる。

プラスチック製品の中でも使用済みPETカップは印刷インクや汚れがあり、リサイクルが難しい難処理原料とされている。そのようなPET樹脂とポリエチレンを原料としたごみ袋の製造は困難だったが、両社が開発・製品化に成功し、この循環型リサイクルの仕組みが確立した。なおプラスチックカップをリサイクルした再生原料を使用したごみ袋を排出元でふたたび使用するのは日本では本取組だけ。このゴミ袋は2022年4月から兵庫県西宮市において開始された指定ごみ袋制度の承認も受けている。

この取組においてマツダはスタジアムなどの大規模集客施設で分別された、カップやボトルなど物流機能を担っており、すでに阪神間を中心に複数の循環型リサイクル取組に参画を開始。さらに取組先・扱い原料を拡大していく予定で、引続きサステナビリティ社会の構築に貢献していく。