2024年09月10日 15:59

コスモスイニシアおよびコスモスホテルマネジメント、UPBONDは、Web3を活用した新たな旅行体験のための実証実験を9月17日から開始。世界中の旅行者に旅前~旅中~旅後まで、インバウンド向けのシームレスな旅行体験の提供を目指し、必要なデジタル基盤の構築に向け、NFT会員証の検証を行う。

コスモスホテルマネジメントが運営するアパートメントホテル「MIMARU」では、宿泊者の90%以上が外国人。そのため、訪日外国人家族ならではの不安や習慣の違いによる不便を解消するサービス「KURO-GO」を開始した。第1弾となる手荷物当日配送サービスでは、「MIMARU東京エリア⇄羽田・成田空港間」の手荷物を当日配送することで、快適な移動をサポートしている。

今回の実証実験では、KURO-GO 荷物配送サービスを利用する「MIMARU」2施設の宿泊者を対象に、Web3を活用したNFT会員証を発行。NFT会員証には、荷物配送サービスの申込および本人確認機能、およびパスポートの事前登録機能を搭載し、本機能を使用する宿泊者に対してインセンティブとしてステーブルコイン(仮想通貨)を付与する。

今回の実験において、世界中の旅行者に旅前~旅中~旅後の旅行者の煩雑な手続きを削減し、本人確認プロセスにおける顧客体験価値の向上、およびNFT、ステーブルコインの受容度などの検証を実施する。