2024年09月10日 12:43

パナソニック ソリューションテクノロジーは、特許調査支援サービス「PatentSQUARE」の機能を拡充し、知財情報を事業や経営戦略に生かすため、知財情報の可視化・分析をBIで支援する「知財BIダッシュボード」を開発し、9月より提供を開始した。

知財を企業価値向上につなげ、経営戦略に生かすIPランドスケープが重要視される中、この取り組みに求められるのが知財情報の分析だ。しかしながら、具体的な分析手法や調査のプロセスに不明点も多く、なおかつ大規模なデータに対し、さまざまな軸による分析・可視化が必要であり、人手で行うには膨大な工数・スキルを要する点が課題となっていた。

「PatentSQUARE」は、さまざまな技術・開発現場で活用されているパナソニックの調査ノウハウをシステム化した特許調査支援サービス。今回、新たにPatentSQUAREに実装された「知財BIダッシュボード」は、特許情報の検索・分析対象となる母集団の作成から分析まで、他のツールや画面を介することなくPatentSQUARE上のみで完結できる。また、分析目的別にグラフを描画する11種類のテンプレートも完備。分析対象を決めるためのデータ収集、整理にかかる時間を大幅に短縮し、より網羅的な調査、および自社の状況に合わせた分析を可能にする。これにより、顧客のIPランドスケープの実施に向けて、特許情報分析の促進、事業・経営戦略にかかわる意思決定をサポートする。

知財BIダッシュボード概要