2024年09月09日 16:10

NTT東日本は、9月1日にフロンティア池袋ほんちょうの郷にて開催された敬老祝賀会において、生成AI等を活用したレクリエーションを実施した。
NTT東日本、立教大学、フロンティア、豊島区、豊島区社会福祉事業団の5者は、2019年より「介護AIプロジェクト」を立ち上げ、さまざまな活動を行ってきた。今年度は新たに、生成AI等を活用した取り組みを行う。
第一弾として、特別養護老人ホームの敬老祝賀会イベントにおいて、入居者ならびに入居者家族、職員とのコミュニケーションの活性化を目的とした生成AI等を活用したレクリエーションを実施した。AIやICT技術を用いて楽しみや外的刺激を提供することで、特別養護老人ホーム入居者へ笑顔や生きがいを創出。加えて、家族や介護スタッフにも笑顔を波及し、「笑顔創出の循環」をめざす取り組みとなる。
当日のレクリエーションでは、生成AI等を活用して、古い写真のカラー化・高解像度化、またその画像を動画化して、入居者に見てもらった。体験者からは「懐かしい」「昔行ったことがある、当時はこうだった」「今どうなっているのだろう、次は今の風景を見てみたい」等の声が寄せられ、笑顔あふれる和やかな会となった。
NTT東日本は、本共同実証を通じ、介護福祉分野におけるAI技術の有効性を検証し、全国的な課題となっている高齢化に対する有益なソリューションを検討。引き続き地域の課題解決・地域活性化に貢献していく。