2024年09月09日 15:53

国際興業は、レトロフィットEVバスを同社池袋営業所へ導入し、9月9日より関東では初となる運行を開始した。

国際興業は、乗合バス・貸切バス・ホテルなどの事業を展開している。レトロフィットとは、既存の構造や機器を新しい技術や部品で更新・改良すること。レトロフィットEVバスは、同社において約13年間、約51万km走行したディーゼルエンジンのノンステップバスをEV化した車両だ。既存のディーゼルバスのエンジン部分をEV化し電気バスに改造することで、同社車両では既存のディーゼルバス比で年間約48%のCO2排出削減を見込む。

台湾最大手の電気バスメーカーRAC Electric Vehiclesが改造を実施し、住友商事および住友商事パワー&モビリティの全体統括と西日本鉄道および西鉄車体技術の技術協力を受け、いすゞ製バスでは初のEV化改造を実現した。また、今回の車両導入にあたり、同社池袋営業所へ新たに急速充電器を設置した。同社は今後も、電動車導入など脱炭素化に向けた取り組みを推進し、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献していく。

運行開始日は9月9日。運行系統は、「池20」池袋駅西口~高島平操車場、「池21」池袋駅西口~高島平駅。

国際興業バスHP(運行ダイヤはこちらから確認)