2024年09月04日 15:36

ヤマサとアスピアは、INPEXより供給を受けるリニューアブルディーゼル(RD)を使用した環境配慮型ビジネスの実証実験を、2024年3月より開始した。アスピア社構内で使用されるフォークリフトの性能調査やCO2排出量の計測を行い、同燃料による事業に関して持続可能性を検証する。

なお本実証実験に使用するRDは、世界最大のリニューアブル燃料メーカーであるNeste OYJ社(本社フィンランド)から伊藤忠商事及び伊藤忠エネクスが調達。INPEXを通じて供給を受けるものになる。

アスピアは、2021年より長野県SDGs推進企業登録制度に登録。日々建設現場で排出される産業廃棄物の削減、分別、また業務におけるペーパーレス化推進など「持続可能な世界」に向けた様々な取り組みを行っている。また、ヤマサも燃料事業において2023年からRDの販売を開始し、環境に配慮した事業へ積極的に注力している。この度の実験は、同じ地場で事業展開する2社が連携し、双方の事業を支え合う形で実現した。 

実証期間は2024年3月26日~約1年間。アスピア本社にて、構内作業用コマツフォークリフトに使用する。使用数量は240リットル(計画)で、RD長期使用による機械車両への影響、CO2削減効果を検証する。今後も両社はバイオ燃料をはじめ、環境にやさしい取組みを事業に取り入れ、カーボンニュートラルな世界の実現を目指す。