2024年09月02日 12:57

フォースバレー・コンシェルジュは、東急バス、みちのりホールディングスと共同で、南アジアから優秀なバスドライバー人材を輩出するため、日本品質のバスドライバー育成カリキュラムを開発するプロジェクトを始動する。

3月に「自動車運送業」が特定技能制度の対象として新規追加され、制度上は日本での外国人のバスドライバー受け入れが可能となった。一方で、外国人が日本でバスドライバーとして働く条件は、「外免切替」や「大型自動車第二種免許取得」が必須であることに加え、実務における高い日本語力(日本語能力試験N3レベル)や日本特有の慣習への理解が求められるため、実際の就業までには多くの障壁が存在する。

フォースバレーは、これまでに培った南アジアの政府関係機関や教育機関との連携を活かし、東急バス、及びみちのりHDと共同で、日本でバスドライバーとして就労する人材を育成する「日本式教習所」を立ち上げる。本プロジェクトの最初の拠点として、ネパールの教習所と業務提携を結ぶことで合意した。この育成カリキュラムでは、ネパールで日本品質の基準をクリアした即戦力人材を輩出することを目指す。業務提携する教習所を拠点に、バスドライバーは人命を預かる職種であることを前提とし、日本の運転技術・安全基準・サービスマナーを徹底的に教育する。また、来日後に必須の「外免切替」や「大型自動車第二種免許取得」の期間を短縮するため、現地教育と並行して事前準備を進める。これらの取り組みにより、日本で即戦力となる高いスキルを持った外国人バスドライバーの輩出を目指す。

フォースバレー・コンシェルジュ